リフォーム済み中古住宅って買っても大丈夫なんですか?

不動産お悩み相談室  |

新築住宅にこだわる人減ってきています。高いお金で新築にこだわって購入するよりも中古住宅をリフォームすればいいという若い方が増えてきているからです。日本の国策だった新築第一主義も大分変ったものです。所得が減っているのはもちろんですが、現代人は見栄で無駄なお金を使いたくないという人がとにかく多いようです。そんな中古住宅・土地専門のサイトなんかも結構あります。

リフォーム物件といっても、自分たちでリフォームを前提に購入するわけではありません。もちろんそのような人も多々おりますが、一般的なリフォーム物件というのはリフォームした中古物件のことを指します。家の内部だけをリフォームしているものもあれば、外壁塗装までばっちりやっている所もあります。そこまでやってしまうと見た目には新築にしか見えません。確かにお得ですね。間取りも使い勝手がよくリフォームされていたりして、挙句に見た目も新築と変わらないとなると購入に踏み切りたくもなりますが、ちょっと待ってください。リフォーム済み物件にはトラブルが潜んでいる可能性もたくさんあります。トラブルが潜んでいるのは今目に見えていないところです。見た目がきれいなだけで住宅としての寿命は短い物件なんていうのは珍しくもありません。

そのような可能性を含む中古リフォーム住宅ですからホームインスペクションつまり「住宅診断」を受けてから購入するようにした方がいいですよ。特に注意するのは1981年6月以前の物件です。法的に現行の耐震基準を満たしていない可能性が高い物件です。併せて耐震診断も受けておかないと後々不安になりますので絶対に受けておきましょう。2021年までは、中古住宅であっても住宅ローン減税対象になるので今が買い時ではあると思いますよ。しかし、住宅ローン減税を受けるためには耐震基準を満たしている必要があります。この点からも中古リフォーム住宅購入には気をつけるようにしましょう。
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