「自分の家」であることを周囲に知らせる役目を持つ、表札。昔は家を持ったら必ずつけていた表札ですが、最近では「あまり必要性を感じない」と表札をつけない家も増えているのだそうです。
警備会社のALSOKのアンケートによると、「住まいに表札をつけている」と答えた人は、戸建て住宅に住む方で86%、集合住宅に住む方で43%。戸建て住宅に住む方は、ほとんどが「表札は必要」と考えており、反対に集合住宅に住む方の半分以上が「表札が必要だとは思わない」と考えているようです。
集合住宅に住む方が「表札が必要だとは思わない」と考えている理由としては、数年ほどでの引っ越しを想定しており、近所の人との交流もないため必要性を感じない、という意見が多いです。
一方、集合住宅でも「表札は必要」と答えた方の意見としては、災害時の安否確認や、郵便物などのご配送防止のためにあった方が良い、というものが多くありました。特に最近では、食事にデリバリーサービスを利用する方が多く、ご配送防止という点で改めて表札のメリットが見直されています。”置き配”など対面でない受け取り方法を選択する場合、表札がないと、トラブルになることも多いようです。
ALSOKのアンケートでは、表札をつけている人に「どのような表札を出しているか」という質問もしていました。それによると、「家族の苗字のみ」と答えた方が半数以上。「家族の名前を羅列している」と答え方は1割ほどという結果に。苗字のみの表札がポピュラーではあるようです。
デザインに関しては、オシャレなものを選んだり自作したりといった「こだわり派」と、単色で苗字のみの「シンプル派」が半々ほど。こだわり派の方々は「表札は家の顔だから、デザインや素材にはこだわりたい」と考えているようです。
表札は、住宅を建てた工務店などに依頼するほか、種類は限られますがホームセンターなどでも購入できます。そのほか、通販ショップなどでも購入可能です。特に最近は、「表札クリエイト一番街」のような、手頃な価格で様々な種類から選ぶことができる通販ショップを利用する人が増えています。
シンプルなデザインの表札であっても、書体や素材などで個性を出すことができます。またこだわり派の中には、気分に合わせて時々表札をつけ替えるという方もいるようです。リーズナブルな価格帯の表札なら、そのような使い方もしやすいですね。
玄関の横に設置する表札は、お客様の目にも入りやすく、まさにその家を象徴するものです。また、機能面においても、つけることで様々なメリットがあります。今は表札をつけていないという方も、これを機にお気に入りの表札を探してみてはいかがでしょうか。
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